導入背景
1995年にPL法が施行され、 材料端面のバリによる怪我の防止が義務付けられ、対応に迫られていました。
当初は樹脂のカバーを取り付けることで対応しましたが、使用時に樹脂カバーが外れてしまうトラブルが発生していました。
また、樹脂のカバーの加工・製品へのカバーの取り付けに手間がかかっていたり、樹脂カバー製作のコストがかかっていたりしました。
これらを加味し、樹脂カバーでの対応ではなく、ヘミング曲げ加工での対応にシフトするよう試みましたが、プレスブレーキで試算したところ、3台の増設が必要であることがわかり断念していました。
導入効果
パネルベンダーであれば、ヘミング曲げを1台で対応できることを教えていただきました。
もちろんそれだけではなく、特型を必要としないパネルベンダーはヘミング曲げから通常曲げを自動で完了できるため、生産効率が大幅に上昇するとのことでした。
加工の自動化により、元々使用していたプレスブレーキ2台も別の加工に回すことができました。
また、ヘミング曲げから通常曲げまでを自動で完了するため、曲げ工程での仕掛品を大幅削減することにも成功しました。