さて、先月配信した前編にて、
サルバニーニのファイバーレーザー最小自動化システムは
機械実寸が僅か10m×6mに収まるコンパクトサイズである事を
ご案内させて頂きましたが、
後編ではサルバニーニが独自に開発した自動仕分け装置を搭載した
完全自動ファイバーレーザーシステムをご紹介させて頂きます。
以前にもお話しした通り、
サルバニーニはファイバーレーザー加工機を
業界でいち早く販売したメーカーでもあります。
「パネルベンダーを開発したメーカーがファイバーレーザー??」
と驚かれますが、
ファイバーレーザーの能力にいち早く着目し、
パネルベンダーで蓄積した高い生産性と自動化技術を基に
独自の自動仕分け装置、専用CAMソフトを開発した結果、
導入企業様で非常に高い生産性を発揮しております。
実例を1社挙げさせて頂きます。
ある企業様では、
製品形状が非常に複雑・且つ寸法も数種類ある為、
他社の自動仕分け装置ではピックアップが出来ず、
長年自動化が成立しなかったそうです。
しかし、サルバニーニの完全自動システムで
テスト加工を実施させて頂いたところ、
トライ1回でピックアップに成功し、
またレーザーの切断品質も好評頂けた事もあり、
当システムをご導入頂く結果となりました。
導入後、数年間運用頂いておりますが、
ピックアップ成功率はなんと100%に近い実績値です!
いったい何故、これ程までに他社機との差が生まれたのか…?
それは、
独自開発された吸着ユニットおよび専用CAMソフトに理由があります。
【吸着ユニットの特徴】
・吸着ユニット(2機搭載)がピックアップ出来る板厚は最大12mm、
重量については最大130kg(ユニット1機 = 最大65kg)
・吸着ユニットは360°回転出来るので、
ネスティング方向を気にする必要がありません
・ピックアップのトライは3回まで実施し、
万が一成功しなかった場合は次の製品へのトライを開始するので、
連続自動運転でも機械停止する事が無く、完全自動化を実現出来ます。
【専用CAMソフトの特徴】
・ピックアップ成功率をより向上させるため、
切断後の素材からパーツをピックアップする際、
スケルトンの角に引っ掛かる事を防ぐ
ラウンドカット自動設定機能があります
このように、
複雑形状且つ重量物にも完全自動運転で対応できるよう開発された
吸着ユニット・専用CAMソフトには、
パネルベンダーで培った高速化、自動化のサルバニーニ独自技術が
注ぎ込まれているのです。
その為、未だかつてない人手不足時代を
「サルバニーニの自動化システムなら乗越える事が出来る」と
導入企業様より高い評価を頂いております。
というわけで、
今回のコラムはレーザー自動化システム紹介コラム後編でした!
いかがでしたでしょうか?
この度のレーザー完全自動化メルマガ前編・後編をお読み頂き、「うちの工場内の空きスペースに納まるだろうか?」「こんな形状でもピックアップ出来るのかな?」
と、少しでも気になる点がございましたら、
是非お気軽にお問い合わせください!
曲げ工程のお悩みに対し、
提案力と技術力で応えて来たサルバニーニが、
レーザー加工機でも皆様のお力添えになれれば幸いです。