2024年メルマガランキング第1位!カットオプションをもっと詳しくご紹介【パネルベンダーオプション紹介シリーズ特別コラム後編】

【パネルベンダーオプション紹介シリーズ特別編】

 

当シリーズでは、パネルベンダーをよく知らない読者様、

現在ご検討されている読者様の両方にお役立ちのパネルベンダー機能を紹介しております。

 

今回は、昨年最も読まれたコラム「カットオプション」について、

前編後編に分けて更に詳しくご紹介する特別編です!

 

前編をまだお読みでない方はこちらをご覧ください!↓

2024年メルマガランキング第1位!カットオプションをもっと詳しくご紹介【パネルベンダーオプション紹介シリーズ特別編】

 

 

それでは、以下より後編をどうぞ!

 

カットオプション紹介特別編(後編)

 

*昨年度メルマガ人気記事ランキングにて、

パネルベンダーの「カットオプション」が第1位となりました。

*1月配信のメルマガにてランキングを発表)

パネルベンダーにシャーリング機能をオプション搭載できる事について、

予想以上の反響を頂き皆様にご注目頂けた事を大変嬉しく思います。

そこで、サルバニーニが誇るカットオプションについて、

昨年の記事ではご紹介出来なかった点を中心に、

前編と後編に分け改めてご紹介させて頂きたいと思います。

 

 

 

前編で紹介させて頂いた、

カットオプション(シャーリング機能)を補強材の加工に使用されている企業様では箱型製品の加工が多く、

扉及び側板パネル等の裏側に同じ板厚の補強材をスポット溶接し、パネルの強度を上げています。

当オプションを搭載したパネルベンダーの導入前は、以下の点に悩まれていました。

 

・補強材専用のプレスブレーキ金型を製作し、管理する工数

・数量が多い補強材用にプレス機の専用型を製作し、保管場所を確保する工数

・補強材の加工はプレスブレーキ及びプレス機複数台で行う為、人工が割かれる上、金型交換が頻発する

 

これらが生産性を下げる要因となっており、打開策を模索されていました。

 

生産性の改善として曲げ加工の自動化を検討された際、

サルバニーニのみがカットオプションによって機械1台に2役を持たせる提案を行い、

加工検証の結果、曲げ加工の自動化とシャーリング機能の相乗効果で

プレスブレーキ3台プレス機1台に割振っていた生産を

パネルベンダー1台に集約できる事が判明しました。

生産性を下げる上述の要因もカットオプションで解消できる為、

当オプションを搭載したパネルベンダーの導入を決断されました。

 

導入後、補強材が必要な殆どの製品パネルは、補強材と一体にした展開設計に変更され、

1枚の素材から同時に2部品の加工を行えるようになりました。

また、パネルベンダーが2部品(補強材と製品パネル)を同時加工している間に、

作業者は一つ前に加工した2部品をスポット溶接し無駄なく次工程へ供給出来るようになり、

仕掛品も無くすことができました。

それにより、工場全体の生産性を大幅に向上させる結果となりました。

 

 

以上、カットオプションが決め手でパネルベンダーを導入された事例をご紹介致しました。

最後に、サルバニーニのカットオプションで加工が可能な補強材以外のパーツ例、

シャーリングの加工制限を紹介させて頂きます。

 

 

・加工が可能なパーツ例

 

細幅パーツ

 

箱型パーツ

 

ブラケット類(大量生産も可能)

 

この様なブラケット類は、

素材に入れるスリットの長さ・幅を調整する事でサイズ違いにも対応出来ます。

パネルベンダーの加工では素材を自動で反転させ両辺より複数個取りができる為、

一度に大量生産する事も可能となります。

 

下図の様にパーツ搬出コンベアが搬出装置上まで続いた仕様をご選択頂く事で、

トレー内へ補強材及び切り離したパーツを溜める事ができ、

1台のパネルベンダーで連続してのパーツ大量生産が可能となります。

 

■カットオプションが搭載可能なパネルベンダー

・最大曲げ長さ(㎜):2180、2500、2750、3200、4000

・最大曲げ板厚(㎜):全仕様共に3.2(軟鋼)、2.5(ステンレス)

 

■シャーリングの最大加工長さ

・最大曲げ長さ2180㎜のパネルベンダー:2180㎜

・最大曲げ長さ2500及び2750㎜のパネルベンダー:2500㎜

・最大曲げ長さ3200及び4000㎜のパネルベンダー:3200㎜

 

■シャーリングの最大加工板厚

・全仕様共に2.0㎜(軟鋼)、1.0㎜(ステンレス)

 

 

 

 

以上、カットオプションの特別コラム後編をお届けいたしました!

いかがでしたでしょうか??

 

この様に、カットオプションを搭載したサルバニーニのパネルベンダーがあれば、

補強材及びパーツのサイズ毎にプレスブレーキ及びプレス機の金型を交換する手間、

新たな金型を製作・管理する手間が解消されます。

また、カットオプションによりプレスブレーキ及びプレス機での属人化された工程が解消される事で、

作業者を他工程へ充当でき、人手不足の解消にも効果を発揮する事が期待できます。

 

「この補強材、パーツは、カットオプションで加工できるだろうか?」と、

少しでも気になる事がございましたら、

ぜひ弊社までお気軽に問い合わせくださいませ!

 

 

最後までご覧頂きありがとうございました、

それではまた次回もお楽しみに♪