パネルベンダー1台で2役!?カットオプションのご紹介【パネルベンダーオプション紹介シリーズ3】

【パネルベンダーオプション紹介シリーズ3】

当シリーズでは、パネルベンダーをよく知らない読者様、

現在ご検討されている読者様の両方にお役立ちのパネルベンダー機能を紹介して参ります。

 

今回は数あるパネルベンダーのオプションにおいて、

少し意外なオプション「カットオプション」を紹介したいと思います。

 

 

カットオプション

 

 

皆さんこんにちは、サルバニーニジャパン営業担当です。

サルバニーニのパネルベンダーには素材を曲げるだけでなく、

切断(シャーリング)する機能もあります。

これは「カットオプション」と呼ばれる物で、

メインパーツと同時に補強材の加工もパネルベンダーで行う事が可能になります。

(補強材に限った話では無く、細幅の柱形状のパーツを生産する事も可能です)

 

まず、メインパネルと補強材が一体となった素材の、

補強材部分から先に曲げ、

カットオプションのシャー刃で、補強材部分のみを切り離します。

切り離された補強材はコンベヤでパネルベンダーの外へ自動搬出される為、

その後加工されるメインパーツの完成後、直ぐにスポット溶接する事も可能となります。

カットオプションを使用する場合、メインパーツの展開寸法に対し、

補強材分をプラスして展開設計する必要がありますが、

メインパーツと補強材の加工工程が集約される事で生産性が大きく向上します。

 

サルバニーニのカットオプション機能はこれだけではありません。

次の様なU型の「ブラケット」も、

カットオプションを使えばパネルベンダーでの加工が可能です。

素材に入れるスリットの長さ・幅を調整する事でサイズ違いにも対応出来ます。

また素材を旋回させて両辺から多数個取りもできるため、大量生産にも対応します。

 

 

補強材もブラケットも、決して加工単価が高いパーツでは無いと思います。

ただ一方で、大量且つサイズ違いが多い為、

利益は生み難いが手間が掛かる生産に悩まされている企業様も多いのではないでしょうか。

サルバニーニのカットオプションがあれば、

これらのパーツ生産をプレスブレーキ、プレス機だけに頼る事無く

パネルベンダー1台に2役持たせる事で、

サイズ毎に金型を変更したり、新たなプレス型を作成する手間と管理が削減されます。

またパーツ生産を一人の作業者が曲げ加工と一緒に管理できる様になれば、

工場動線がスリム化されると同時に、人手不足の解消にも繋がると思います。

 

 

 

以上、

今回はパネルベンダー1台で補強材、ブラケットの生産も可能になるという

少し意外なオプションのご紹介でしたが、

いかがでしたでしょうか??

カットオプションが対応できる板厚、具体的な加工方法等、

気になる事がございましたら是非とも弊社までお問合せください。

 

 

それでは、次回もどうぞお楽しみに!