EUROBLECH2022開催決定!サルバニーニジャパン主催のツアーも!

 

ドイツ・ハノーバーで開催される世界最大の板金加工機械の展示会、ユーロブレッヒ。

コロナ禍の影響で2020年は中止、2021年はオンライン開催のみだったのですが、

今年は実に4年ぶりに現地開催が決定致しました!!

 

弊社サルバニーニグループも参加が決定し、日本発ツアーも募集を開始致しましたので、

今回はユーロブレッヒ2022についてお話ししたいと思います。

 

アフターコロナの今、世界の板金加工事情はどう変わっているのか?

そして日本の板金加工の未来はどうなるのか?

私どものお話が皆様のご参考になれば幸いです。

 

 

 

注目1) アフターコロナにおける工場の提案の変化

 

こんにちは、サルバニーニジャパンの営業担当です。

 

コロナウイルスが全世界を感染の渦に巻き込んで、

前回のEUROBLECHは開催がオンラインのみのさみしいものでした。

前回の実開催から4年が経とうとしていますが、

その中で工場生産形態自体の考え方も大きく変化せざるを得ない状況になっていきました。

今回のEUROBLECHは、今後の工場の在り方についての試金石になるのではないかと思います。

 

2019年7月のことですが、

弊社のパネルベンダーを生産しているオーストリア工場(通称SMB)での出荷前検査のため、

お客様同伴でオーストリアを訪れた際に、

現在日本で問題になっている電動キックスケーターが庶民の足として利用されていました。

携帯電話を利用して使用履歴と使用料金が自動的に決済されており、

盗難に対しても車体にGPS機能がついている事で、

その利便性から日本でも必ず流行るだろうと考えていましたが、

実際その通りになったなと思ったことがあります。

余談ではありますが、

このようにヨーロッパで主流となる事象に関しては日本では約2年後に主流になると思われます。

 

そのような観点からすると、

今回のEUROBLECH展示会はハンドリングロボットを有効利用した提案や、

GPSや画像センシングを利用したレールのない自動倉庫などの提案が主流になると思います。

事実、日本を代表するロボットメーカーは、

ハンドリングロボットの生産が非常に多くなってきているとの話をお客様より聞いております。

 

そして、サルバニーニジャパンでは、

今後の世界のモノづくりを一人でも多くの方に体感して頂く為に、

4年ぶりにEUROBLECHツアーを開催致します。

まだまだコロナ禍の中にはありますが、既に数社からツアー参加申し込みを頂いております。

ぜひこの機会にご参加頂き、世界の最新の機械、工法をご覧頂きたいと思います。

 

注目2) 生産形態を選ばないパネルベンダー

 

弊社が出展時に必ず展示しているパネルベンダーですが、

その最大の特徴は、【生産形態を選ばず】、【作業者も選ばず】にプレスブレーキの加工の2.5~3倍の生産、

ロボット付きのプレスブレーキの加工との比較であれば、7~8倍の加工数量を生産できることです。

そのパネルベンダーに搬入搬出用のハンドリングロボットを取り付ければ、

作業者がいなくても安定した生産が可能となります。

 

パネルベンダーへのハンドリングロボットを接続した場合、昼間の生産では作業者が加工し、

夜間や大量に同一製品を加工する際はロボットでの生産をする事が可能なシステムを構築することが出来ます。

 

搬入側と搬出側を別々のハンドリングロボットで対応する事も出来、

お客様の生産方法にあったハンドリングロボットのシステム提案が出来るのも、

サルバニーニパネルベンダーの特徴の一つだと自負しています。

 

形状が固定化されているハンドリングロボット付きプレスブレーキでは、

お客様側がそのシステムに合わせた生産方法をしないといけませんが、

フレキシブルなパネルベンダーの対応ではお客様の生産方法、意向に沿った対応が可能となるのです。

 

注目3) すでに中国では自動化が進んでいる

 

世界の工場と言われてきた中国でも、

コロナ禍によるロックダウンや人件費の高騰で以前の様な人海戦術での大量生産は過去の方法となり、

現在では自動化やロボット化が非常に進んでいます。

 

特に、ロックダウン時には工場に泊まりながらの生産をしたと聞いていますが、

そのような時にパネルベンダーならだれでも生産が出来、

わからない部分や不安点はインターネット回線を経由しての遠隔操作での対応が非常に有効となります。

ロックダウンの様な状況は日本ではまず起こる事はないと考えますが、

ロックダウンがあったアメリカ、ヨーロッパは中国と同じ検討、流れとなっています。

 

日本でもコロナ感染者と濃厚接触者のダブルパンチで、

作業者が不足になる事態は今後もないとは言えません。

当たり前ですが、ロボットはコロナやインフルエンザにはかからず決まった時間で稼働出来ます。

 

人件費の高騰をロボット化にすることで抑えられ、

且つ安定した生産をする事に世界の国々が目を向けていることは、

日本も注視しなければならない流れだと思います。

 

実際に、

世界の工場の中国製品では既に電気自動車の蓄電池など日本製より品質的にも良いとされている物もあります。

自動化になればさらに精度の良い製品が誕生すると思います。

 

日本も少子高齢化が加速しており、ロボットで対応出来る部分は対応していく事が今後は必要になるでしょう。

 

世界がどの様に変化していっているのかを、ぜひEUROBLECHで体感して頂ければと思います。

 

 

 

お問合せお待ちしております

 

以上、今回はユーロブレッヒ2022のお話でしたがいかがでしたでしょうか?

ユーロブレッヒについて、また弊社のツアーについて詳しく知りたいという方は、

お気軽にお問合せくださいませ!