今回は、パネルベンダーとパンチング・シャーリング複合マシンからなるFMSラインを導入したSteurerのインタビュー動画をご紹介いたします。
※FMSとはFlexible Manufacturing Systemの略で、1つの生産ラインでも製品の変更や多品種の製造に柔軟に対応できる製造システムを指します。
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Steurerは約60年に渡ってウィンタースポーツ関連製品:スキーデポや乾燥・衛生管理システム、ロッカーを世界各地で開発・製造・販売している40名ほどの企業です。
サルバニーニシステムを導入する前は、NCパンチングマシンやオーソドックスなロボット化されたプレスブレーキを使っていくつかの工程で生産していました。この生産方式は多くの人員・作業工程が必要で、多くの時間がかかっていました。
しかし、サルバニーニのFMSラインを導入してからは、部品・製品の製造や設計における選択肢が増えて多品種生産が可能になり、生産性は70%アップ、稼働時間は30%短縮できました。
Steurerがサルバニーニシステムを導入する決め手になったのは、以下の3点です。
①生産能力の大幅な向上
②1~無制限にバッチサイズを生産できる柔軟性
③生産スペースやスタッフの拡充無しで①と②を実現できる
導入背景
Steurerシステムは約60年に渡ってウィンタースポーツ関連製品:スキーデポや乾燥・衛生管理システム、ロッカーを世界各地で開発・製造・販売している40名ほどのオーストリア企業です。
Steurerは2020年5月にWintersteigerと提携しましたが、Wintersteigerはウィンタースポーツのレンタルシステム、またスキーサービスマシンの分野において世界市場をけん引する存在です。
そのWintersteigerと提携し協力することで、スキーデポシステムおよび乾燥・衛生管理システムの分野における技術革新のスピードを速め、世界市場におけるリーダシップを更に強化し拡大することがSteurerの狙いです。
そんなSteurer社ですが、サルバニーニシステムを導入する前は、NCパンチングマシンやオーソドックスなロボット化されたプレスブレーキを使っていくつかの工程で生産していました。この生産方式は多くの人員・作業工程が必要で、多くの時間がかかっていました。
導入効果
しかし、サルバニーニのFMSラインを導入してからは、部品・製品の製造や設計における選択肢が増えて多品種生産が可能になりました。
SteurerがFMSサルバニーニシステムを選んだ決め手は、生産能力の大幅な向上と同時に、1~無制限にバッチサイズを生産できる柔軟性を維持できることでした。
そしてもう一点重要であったのが、生産スペースやスタッフの拡充を行わずに生産能力アップ、柔軟な生産体制を実現できることでした。
FMSサルバニーニラインの主な利点は柔軟性、キャパシティ、そして速度の3つだと常務取締役のAndreas Seidl氏は言います。
FMSラインの導入により生産性は70%アップし、スループット時間も30%短縮することができ、顧客に対して迅速に対応することが可能になりました。
また、2014年にはすでにインダストリー4.0を実現できていたことも、サルバニーニシステムの導入による大きな利点です。
サルバニーニFMSラインは当社の生産の鍵を握っており、24時間365日稼働可能であるという重要性を考えると、サルバニーニのような強力なパートナーを味方につけることは絶対不可欠だと言えます。
インタビュー全文はこちら↓
Steurerシステムは約60年に渡って、ウィンタースポーツ、産業、自治体向けにスキーデポや乾燥・衛生管理システム、ロッカーを世界各地で開発・製造・販売しています。
同社の代表は言います。「コンサルティング、設計、エンジニアリング、生産の完璧なマッチングと、当社の扱う素材が持つプレミアムな品質を組み合わせることで、約40名の従業員であっても総合的な顧客満足を実現しています。」
2020年5月、SteurerとWintersteigerは世界各地の顧客に対してインテグレートされた総合的な製品展開を提供するために提携しました。
Wintersteigerはウィンタースポーツのレンタルシステム、またスキーサービスマシンの分野において世界市場をけん引する存在です。
Wintersteigerと提携し協力することで、スキーデポシステムおよび乾燥・衛生管理システムの分野における技術革新のスピードを速め、世界市場におけるリーダシップを更に強化し拡大することがSteurerの狙いです。
私たちの主要マーケットはヨーロッパ、米国、日本およびロシアにまで及びます。
私たちは最高の設計基準を満たすため、高度な技術をもって高品質な製品を生産しています。
サルバニーニシステムを導入する前は、いくつかの工程を経て生産を行っていました。その工程にはNCパンチングマシンと、オーソドックスなロボット化されたプレスブレーキも含まれていました。
しかしこの生産方式は多くの人員を必要とし、多くの作業工程を経る必要があったので多くの時間を要しました。
その頃に比べると、今では部品・製品の製造や設計における選択肢が多くなり多品種生産となりました。
私たちがFMSサルバニーニシステムを選んだのは、生産能力を高めたかったことと同時に、1~無制限にバッチサイズを生産できる柔軟性を維持したかったからです。
更なる課題は、生産スペースやスタッフの拡充を行わずに生産能力を大幅に増加させることでした。
私の見解では、FMSサルバニーニラインの主な利点は次の三つの言葉で要約できます。それは、柔軟性、キャパシティ、そして速度です。
私たちにとって柔軟性とは、できるだけセットアップに時間をかけずに、多数の生産変更を行えることです。
私たちがFMSサルバニーニラインの導入によってえた柔軟性のうち、とくにオペレーション・プログラミングにおける柔軟性は飛躍的に向上しました。具体例を挙げると、搬出用ロボットが部品に合わせて自動的に適応するので、プログラムを組む必要がなくなりました。
2点目の生産能力に関しては、システムの優れたダイナミクスとソフトウェア機能のおかげで最適化されたバランスの良い生産フローを実現し、生産能力は約70%増加しました。
三つ目の生産速度についても、今日ではラインの下流側で5~10分毎にキット(1製品に必要な全てのパーツ)が用意されています。
稼働時間を約30%短縮できたので、その分顧客からの要望に迅速に対応できるようになりました。
FMSサルバニーニラインの主な利点には他にも“段取り時間ゼロ”であること、パンチングやベンディングの金型が長持ちすることも含まれます。
私たちは長年にわたって、サルバニーニとWIN-WINな関係でパートナーシップを築いてきました。
アフターサービス面においても、電話対応・必要であれば現場でのエンジニアからのサポートを受けることができ、スペアパーツの在庫も非常に豊富です。
最も重要な課題であった各作業工程間の中間仕掛り在庫の排除、バッチサイズの全体的な縮小も、サルバニーニラインで解決できました。
サルバニーニのソフトウェアによってハイレベルな自動化を実現し、またサルバニーニOPSと当社のERPシステムを統合したおかげで、2014年には早くも今日のインダストリー4.0の基準を達成できました。
サルバニーニラインは当社の生産の鍵を握っており、24時間365日稼働可能であるという重要性を考えると、サルバニーニのような強力なパートナーを味方につけることは絶対不可欠だと言えます。