板金加工業界で深刻な働き方改革と人手不足
「MF-TOKYO2019 プレス・板金・フォーミング展」でたくさんのお客様にお越しいただき本当にありがとうございます。
現在、お引き合いいただいたお客様へご訪問しながらお話させていただいておりますが、板金加工業界の皆様が異口同音にご相談される課題がありました。
それは、人員の不足と、募集をしても必要とする人材が集まらないとの事です。
この課題は本当に多くの板金加工業の方からお声をいただいており、中小企業様は特に深刻な状態です。
業界全体として仕事量は徐々に増えている中、人手がいないために加工ができないという現状があり、
さらに働き方改革によって労働時間は減らさなければならいという状況です。
このような課題はこれまでにない状態であり、これまでのやり方を変えなければ対応できない時代になっています。
何でも出来る機械ではなく、“確実に時間内で誰でも作業ができる”機械
異口同音の悩みである人材不足と仕事量の増大を解決する事は非常に難しいです。
以前であれば仕事量が増えれば残業を行って、場合によっては休日返上でその仕事量をこなしてきましたが、
働き方改革や最近の時流ではそれが出来なくなっています。
特に若い人材は無理をさせてしまうとすぐに辞めてしまうので、頑張って生産しようとすればするほど人手不足が深刻になってしまっています。
そんな中、板金加工業界の中で今もっとも必要とされている機械は「決まった時間で効率よく加工できる機械」です。
だからこそ、今設備投資する場合は「どれだけ効率よく定時の間に加工できるようになるか」が重要なポイントになっています。
これまでは「時間をかけてでも全ての加工を出来る機械」に設備投資をされる板金加工業の方も多かったですが、
今や「全ての加工が出来なくても固定時間内でターゲットとする数量を加工出来る機械」が重要になっています。
さらにもう1つ重要なポイントは「その機械は作業者を選ぶ必要がなく誰の作業でも均一した高精度な製品が出来る」ことが絶対条件になっています。
熟練のオペレーターが高齢化しており、経験の浅いオペレーターや未経験の従業員が曲げ加工をしなくてはいけない状態の中で、
「品質を維持しながら誰でも加工できる」ことが経営を進めていく中で必要な時代になっています。
参考:生産効率が悪く残業・休日出勤が悩みだった会社が、品質が向上したうえ、作業時間・人員の削減に成功した事例
https://panelbender.salvagnini.co.jp/v11/
短い時間で、誰でも、品質を維持して、安全に板金加工できる方法とは?
今までは仕事が増えたら作業時間を増やして対応するといった発想で企業の忙しいという事は遅くまで残業している事が一般的でした。
実際、これまで多くの板金加工業の方とお話させていただいても、仕事が増えたら残業で対応している企業様が非常に多かったです。
しかし、今は時代が大きく変わってしまいました。
政府が指導する「働き方改革」での労働時間は100%の仕事量を今までの作業時間の70%で完結しなければ法に触れてしまいます。
無理な残業が許されない状態となっており、少し遅い時間にご訪問すると従業員が帰宅されている板金加工業の方も増えています。
それでも、人手不足は解消せず、新たな人材の確保、特に自社が必要とする人材を採用できていない会社様が多いです。
今や板金加工業はこれまでのやり方では現状維持ができない状態になっており、大きく変わる時が来てしまいました。
人材の募集、納期短縮、加工製品種類の増加に対応するには加工スピードの速い機械が必要不可欠な状態です。
パネル製品に関しては、この状況に対応する方法としてパネルベンダーが非常に増えています。
ロボット付プレスブレーキでも金型自動交換付きのプレスブレーキでもこのすべての課題を解決することはできず、
例えばプレスブレーキでは加工時間がかかりすぎてしまいます。
誰かが無理をしないと今までと変わらず、その無理さえ法律で許されない状況だからこそパネルベンダーを活用いただく方が増えています。
なぜパネルベンダーは人手不足、納期の短縮、加工形状の多様化に対応できるのでしょうか?
例えば、サルバニーニのパネルベンダーは5秒で金型自動交換ができるため、様々な加工形状に対応できます。
だからこそ、加工スピードが速い事もさることながら製品寸法、板厚、加工形状にとらわれず加工出来ます。
加工するデザインが多様化している中で働き方改革を進めるためにはこの対応力と加工スピードが役に立ちます。
導入された板金加工業の方はこれまでの作業工程の発送が大きく変化して、生産効率がアップしている事例が多数あります。
さらにパネルベンダーが今求められている背景としては「安全性」があります。
プレスブレーキなどの板金機械での曲げ加工には危険が伴っており、
金型の交換時の事故もよく起こってしまいます。
業界的に「危険」は仕方ないと考えられていた部分もありましたが、
危険な職場、きつい職場は人材が全然集まらないことを背景に安全性の重要度が非常に高まっています。
パネルベンダーを使用すると、安全に、効率良く、品質を維持したまま誰でも加工できるため、今注目度が非常に上昇しています。
パネルベンダーをこれから検討する方はこちらをダウンロードしてください。
「今さら聞けないパネルベンダーの選び方」