サルバニーニグループ主力機種『P2-2120.G4』の特長を改めてご紹介!(第一弾)

 

皆さんこんにちは!

以前のコラムでもお話しいたしましたが、

サルバニーニジャパンは、7月に開催されたMF-TOKYO 2025で

サルバニーニグループの主力機種であるパネルベンダー P2-2120.G4を出展いたしました。

弊社ブースへお越し頂いた企業様と話をさせて頂く中で、

やはり人手不足に関するお悩みが多く、

特に作業者の熟練度を求められる曲げ加工において、

どのような自動化を実現する事が出来るか情報収集されている企業様が多い印象でした。

一方で、予想以上に多くの方にブースへお越し頂いた事もあり、

タイミングによっては弊社スタッフが空いておらず、

来場者様と十分にお話する事ができなかった面もあったと思いますので、

今回はP2-2120.G4の特長を改めてお伝えできればと思います。

P2-2120.G4は世界的にも販売台数が多い機種であり、

その分特長も多いので、数回に渡ってご紹介させていただきます。

 

 

弊社主力機種P2-2120.G4の特長~第一弾~

 

特長1:プレスブレーキの3倍以上の生産性!

・P2-2120.G4を始め、サルバニーニのパネルベンダーには

標準の分割式押え金型が搭載されており、

プログラムに応じて金型長を5秒で自動調整できます

その為、多品種少量生産で頻繁に加工する製品が変わる場合でも

プレスブレーキのように作業者による人力での金型交換作業は不要です。

ヘミング、R曲げ、カール曲げ、角度曲げ、袋曲げを行う場合も、

標準の分割式押え金型で行う為、特型を用意し都度交換する必要がありません。

また、作業者は素材の切欠き部を機械本体内の*位置決めピンに当て、

スタートボタンを押すだけで、

後は自動で素材の計測(板厚、寸法がプログラムに合っているかの確認)が開始され、

全ての計測結果がプログラム上と誤差がない事を確認できた後、加工が開始されます。

*どの製品でも素材の一辺上の切欠き部を位置決めピンに当てるだけなので、

プレスブレーキのように素材を人力で旋回させ、

各端面をバックゲージに突き当てる必要がありません。

加工は全て自動で行われる為、プレスブレーキのようにバンザイ作業を行う必要は無く、

加工中は作業者の両手が空く事になり、

作業者は次に加工する素材の準備もしくは別工程の作業(スポット溶接等)を行う事も可能となります。

このように、P2-2120.G4ではプレスブレーキでの加工で必要な人力での金型交換、

バックゲージでの位置決め、バンザイ作業から解放される為、

プレスブレーキと比較し3倍以上の生産性を発揮します。

 

特長2:最大板厚3.2㎜を加工できる!

・P2-2120.G4は軟鋼で0.4~3.2㎜、

ステンレスで0.4~2.5㎜を90°曲げする事が出来ます。

軟鋼の3.2㎜、ステンレスの2.5㎜を加工できる理由は、

サーボモータと油圧の技術を組合せたハイブリッド機構にあります。

分割式押え金型およびベンディングユニットの駆動には

僅かなオイルが密閉された油圧ユニットを採用し、

サーボモータが油圧ユニットの動作をアシストする事で

サルバニーニ独自の加圧力を生み出しており、

軟鋼3.2㎜、ステンレス2.5㎜でも高品質な曲げ加工を実現します。

 

特長3:底寸法2180㎜を加工できる!

・P2-2120.G4は底寸法で最大2180㎜の大型パネルを加工する事ができます。

大型パネルで板厚が2.3㎜、3.2㎜となると素材が重く、

プレスブレーキによる加工では作業者への身体的負荷が大きいですが、

P2-2120.G4ではこのような製品を加工する際も、

特長2の通り作業者は素材を機械本体内にセットするだけで自動で加工が開始される為、

身体的負荷を大幅に軽減する事ができます。

また、機械の加工制限における最小の底寸法は約240㎜と小型の製品も加工できる為、

P2-2120.G4が1台あればA4サイズ程の製品から大型パネルまで

様々な製品を加工する事ができます。

 

特長4:設置面積がコンパクト!

・P2-2120.G4は機械の設置面積が5m×4.5mとコンパクトです。

その上、プレスブレーキと比較し3倍以上の生産性を発揮する為、

ある企業様では限られたスペースでも曲げ工程の自動化を実現できると判断され、

既設プレスブレーキエリアの隣にあった空きスペースにP2-2120.G4を導入されました。

導入後、予測通りプレスブレーキの3倍以上の生産性を発揮した為、

プレスブレーキ複数台の加工をP2-2120.G4×1台に集約されました。

空いたプレスブレーキは古い物から順に廃棄し、

廃棄後に新たなスペースが確保できた事で別工程の自動化設備も導入され、

曲げ工程のみならず、工場全体の生産性が更に向上する結果となりました。

 

この様に、P2-2120.G4はコンパクトなサイズ感を活かし、

限られたスペースでもA4サイズ程の製品から大型パネルといった

多品種の曲げ加工を自動化する事ができる上、

たった1台でプレスブレーキの3倍以上の生産性を発揮します。

MF-TOKYOの弊社ブースにて、

P2-2120.G4のデモンストレーションをご覧頂いた企業様からは

「多品種少量生産での自動化は難しいと思っていたが、

サルバニーニのパネルベンダーなら自動化が実現できそう」

「誰でも操作できる為、導入すれば直ぐに人手不足を解消できると確信した」

「このサイズなら工場内の空きスペースに設置できる」

とのお声を頂きました。

 

次回も引き続き、P2-2120.G4を導入された企業様の実例を交え、

更なる特長をお届けしたいと思います。

 

お問合せお待ちしております!

 

以上、

P2-2120.G4について改めて特長をご紹介いたしましたが、

いかがでしたでしょうか??

少しでもご興味を持って頂けたらお気軽にお問合せ頂ければと思います!

それでは、また次回もお楽しみに♪