皆さん、こんにちは!
今回のコラムは、先月開催されたEuroBLECH2024のレポートをご紹介致します!
現地参加したスタッフからの報告をぜひご覧頂ければと思います!
それでは早速どうぞ!
EuroBLECH2024に参加して
10月22日から25日の4日間、
ドイツのハノーバーで世界最大の板金加工機展示会「EuroBLECH2024」が開催され、
サルバニーニのブースにも多くのお客様にご来場いただき、
成功の内に閉幕することが出来ました。
今回の展示会を通じて実感したのは、
世界でも日本と同じように「労働力不足」「エネルギー不足」という問題に直面していることです。
EuroBLECH2024では、
出展各社がそういった問題を加工機によって解決していく提案がされていたように感じました。
サルバニーニのブースでは、
G4(ジェネレーション4)と銘打った次世代の加工機と周辺装置はもちろん、
社力を注ぎ込んで開発・アップデートを続けるソフトウエアによる出展により、
様々な問題への解決案を提案いたしました。
G4はサルバニーニが持つ独自性と価値を更に発展させています。
今回のメインとして、2つのラインシステムを出展しました。
一つ目の「FSL(フレキシブル・スマート・ライン)」は、
材料タワーを含むブランキングから曲げ加工までの一気通貫ラインで、
サルバニーニ独自の設備構成により高速ライン加工を実現します。
FSL(フレキシブル・スマート・ライン)
MD:高速素材タワー
S4-30.G4:パンチング・シャーリング複合機
MCU:マニピュレーター仕分装置(左)
P4-2520.G4:ハイブリッドパネルベンダー(右)
新たなソフトウエア「flow」により、
以下3つの生産モードを生産シーンに応じて切り替えることが可能で、
いずれのモードでも材料歩留りを最大化しスクラップの削減に貢献します。
①ストレートラインモード
ライン運転効率を最大限に引き出すモード
②Re:オーダーモード
キット生産の効率を最大化する(ライン内で製品加工順を調整することができる)モード
③ダイナミックバッファーモード
個々の加工機(パンチングシャーリング複合機、パネルベンダー)の稼働率を最大限に高めるモード
そして、もう一つのライン構成「FSJ(フレキシブル・スマート・ジョブショップ)」は、
材料タワー+ファイバーレーザー切断機とパネルベンダーがロボットにより接続されています。
中間に位置するロボットにはRVS(ロボット・ビジョン・システム)を搭載し、
コンベアでレーザー切断機から直接流れてくる材料やパレット上の材料を人工視覚システムで認識し、
パネルベンダーのプログラムを自動で呼び出すことで柔軟性のある自動運転を可能にします。
FSJ(フレキシブル・スマート・ジョブショップ)
右手前から左の奥へ順に↓
P2-2120.G4:ハイブリッドコンパクトパネルベンダー(右手前)
P-ROBOT:ロボット材料運搬装置(真ん中手前)
MCU:マニピュレーター仕分装置(真ん中奥)
LTWS:素材及び廃材収納自動タワー(真ん中奥の後ろ)
L3-30.G4:ファイバーレーザーカッティングシステム(最奥)
MCU:マニピュレーター仕分装置
LTWS:素材及び廃材収納自動タワー(右)
L3-30.G4:ファイバーレーザーカッティングシステム(左)
また、単体システムに目を向けるとパンチング・シャーリング複合機(S4.G4)は、
高い生産性はそのままに大幅な省エネルギー・オイル削減を達成し、
改良されたパンチングヘッドは更なる加工性・加工実現性を発揮します。
パネルベンダーでは全世界のユーザーから集められたビッグデータを分析し誕生した、
全パネル製品の80%をカバーするコンパクトサイズ P2-1620(曲げ長さ最大:1600㎜)
を新たにラインナップに加えています。
今回の出展機の仕様など、詳細が気になる方はぜひ弊社までお問合せください。
皆様からのお問合せを、心よりお待ちしております。
以上、今回はユーロブレッヒのレポートをお届け致しました!
いかがでしたでしょうか??
出展機やそれ以外のことでも、
何か気になる点があればいつでもお気軽にお問合せくださいませ!
それでは、また次回の更新もお楽しみに♪